改めまして、低身長コンプレックスおっさんのkitajinと申します。
本記事では、一人暮らしに潜む危険について話していきたいと思います。
一人暮らしというと、自由であるがために浮かれがちになりやすいですが、周りには大小さまざまな危険が潜んでいます。
様々な危険を回避するために、事前に危険を知り、注意することが大切です。
ここでは、どんな危険やトラブルがあり、それらをどう回避するのかを防犯・防災の観点から紹介したいと思います。
一人暮らしの危険
立地
風水ではないですが、どんな場所にアパートが建っているかは重要です。
例えば、人の出入りが激しい繁華街にあるアパートと、閑静な住宅地のアパートでは単純に人と接触する頻度が違ってきます。
人と会う回数が多くなれば、その分、トラブルに巻き込まれる可能性が上がります。
その他にも駅に近かったり、大通りの交差点に面しているなど、気持ちが散漫になりやすい場所は危険度が上がります。
街
街には、各街の独特の雰囲気があります。
風土や歴史が関係しているのでしょうが、その街に暮らす人々が作りだす雰囲気があるものです。
暮らしやすい街、暮らしにくい街、これは単に都会とか田舎とかではありますし、人によっても感じ方が違います。
しかし、本当に危険な街は、調べればすぐにわかります。犯罪マップで検索すれば、犯罪件数の多い街が出てきます。
移り住む前に、まず安全な街かを調べておくことは大切です。
通り道
道もまた、気を付けるポイントです。
たまたま、その道を通ったばかりに、トラブルに巻き込まれたなんてことはザラにあります。人通りの少ない道、なんとなく嫌だなと思う道は避け、なるべく安全な道を選ぶようにしましょう。
時間帯によっても、安全かそうでないかは変わってくるので、暗くなるとどうなるかを考えてみるのも重要です。
危険人物
危険な人物はどこにでもいます。また人によって、その人物が危険になるかも変わってきます。
女性の方が、危険な目にあいやすいのは、周知の事実です。
危険人物を判断する材料として、必ずどこかに足跡を残しています。そういう足跡を敏感に感じ取ることが重要です。
新しい環境に置かれた人
新しい環境に置かれた人とは、新入生や新入社員などです。
特に大学の新入生は、様々な危険がやってきます。
しかも、2022年4月から法律が変わり、18歳から成人として扱われます。今までは法律で守られていたことが、守られない部分が出てくるのです。
一人暮らしをはじめると、様々な危険やトラブル、良くない勧誘などが増えます。周りに、相談できる大人がいない場合は、くれぐれも気を付けましょう。
一人暮らしのトラブル
隣人
壁一つ遮っただけの空間で、共に生活しているというのは、気にはなります。
常識がある人なら、それでも滅多なことでトラブルになることはありませんが、世の中には自らトラブルを起こしたい人もいます。
運悪くそういう人に当たってしまった場合は、なるべく目立たず生活した方が無難です。争ってもいいことはありません。
それでもどうしても理不尽な対応をされた場合は、管理会社に間に入ってもらいましょう。
訪問者
一人暮らしの部屋には郵便からガスの点検、訪問販売から宗教の勧誘など、様々な人々が訪れてきます。
インターホンがあって、「どちら様ですか?」と尋ねても、ドアを開けるまで自分が何者か名乗らない場合もあります。
しつこい勧誘や高圧的な訪問販売なども、未だにあるといいます。
基本、突然やってくる人にいい人はいませんので、会う必要はないでしょう。
あと女性の一人暮らしは、特に訪問者に注意が必要です。デリバリーの店員が帰らないというケースもあるようです。
デリバリーを取るときは、同じ店から何度も注文しないなどの用心が必要です。
騒音
騒音は自他共に、住民トラブルになりやすいので、注意が必要です。
友人が来たからと言って、騒いだりしないのはもちろんの事、普段から音に気を使ったほうが無難です。
逆に、周りの部屋の騒音が気になる場合は、管理会社に言って対処してもらうようにしましょう。決して自分から注意しに行かない方が良いです。
鍵
意外にあるのが、鍵のよるトラブルです。
鍵の紛失から、鍵や電子キーが壊れたり、鍵が古くて開かず、力いっぱい回したら鍵が折れてしまうこともあります。
また、鍵が前の住民と同じままで侵入されたり、そもそもアパートすべての部屋が、同じ鍵だったなんて、笑い話のようなこともあるようです。
鍵のトラブルはいつ起きる分からないので、管理会社にすぐに連絡が付くように電話番号などを控えておきましょう。
水回り
水回りも気を付けたいところです。
滅多にないことですが、浴槽の水を入れているのを忘れて、水浸しにして、下の階まで被害が及ぶなんてこともあるようです。
また、水漏れが起こったり、換気が十分でないので、カビが発生したりすることもあるので、部屋を借りる前に、水回りはチェックした方が良いでしょう。
不動産会社
不動産会社もいろいろあって、良いところばかりではないようです。
部屋の不具合を事前に説明しなかったり、直してくれなかったり、のらりくらりと躱したりするようです。
入居してから気づいては遅いので、入居前に確かめておくことをオススメします。
入居後おかしな不動産屋だと気づいたら、なるべくトラブルなく過ごして、早く別の物件に引っ越した方がいいかもしれません。
ハト・カラス
ベランダがある物件では、ハトやカラスに注意した方がいいです。
特にハトはベランダに巣を作ったり、糞の問題もあります。
ハトの糞には有毒な菌があり、人間に害をもたらすこともあるそうです。あと、鳴き声や羽音なども気になりだすと、イライラしてきます。
ハトやカラスを自分のベランダに近づけないようにしましょう。
トラブル回避法
隣人を確認する
部屋を借りる前に、どんな住民が住んでいるのかを確認しましょう。だいたい、アパートの周辺を見ればわかると思います。
トラブルを起こしやすい人は、生活が乱れている可能性があります。
あと、近所のスーパーなどで聞いて回るのもいいかもしれません。ヘンな人間がいたなら絶対に関わらないように努めましょう。
トラブルが起きたときは管理会社に間に入ってもらいましょう。
人通りの少ない道を歩かない
危険な道というのは存在します。
都会なのに滅多に人が通らない道、電車や車がよく通りうるさい道、死角となる場所がたくさんある道などです。
なんとなく嫌だな、と思うときはその場所を避けて通るようにしましょう。
現在は犯罪発生マップというものがあるので、事前に見て、確認しておきましょう。
突然の訪問者は取り合わない
突然やって来た訪問者には居留守を使いましょう。
本来なら、事前に手紙などで日取りや要件を伝えてから会いに来るはずです。
それをしないのだから、会う必要はありません。
本当に必要な要件なら、のちに何らかのリアクションを起こしてくれます。
そういう時代だと割り切っていいと思います。
仕事としてやっている人には申し訳ありませんが、訪問販売はもう時代遅れです。
イメージがあまりに良くありませんし、実際、本当に必要な物が手に入ることはほぼないと言っていいです。
そういう人たちに時間を割かれ、しかも嫌な気分にさせられたりするのですから、居留守を使った方が賢明です。
部屋に人を呼んだら騒がない
初めての一人暮らしで浮かれて、騒ぎたくなる気持ちもわかります。
しかし、周りは静かに生活をしていたり、疲れて眠りたい人がいるかもしれません。
集合住宅というのは、一人で暮らしているようで共同生活なのです。騒ぐのは、控えたいものです。
事前にきちんと確認する
アパートを借りる時、どんな物事でも、確認をするのはトラブルを回避する方法の一つです。
特に一人暮らしの場合、事前の確認を怠ったばかりにひどい目に合うことがあります。
悪徳不動産会社は、契約を急がせるかもしれません。
そういうときに、後のトラブルを起こす事があるかもと思い出し、「もっとよく確認させて」の一言をいいましょう。
その一言で人生が変わります。
それと、管理会社の電話番号をスマホに登録しておきましょう。
24時間、トラブルに対応してくれるかどうかを事前に確認しておくと安心です。
万が一の時のための連絡先
何かあった時のために、経路の確認をしておくことも大切です。
逃げる場所や交番がどこにあるとか、非常用の連絡先を携帯に登録しておくとか、日ごろの備えが大切になります。
女性限定の防犯
女性は、男性の何倍も危険な目に会いやすいです。少しでも危険な目に会わないように、一人暮らしをするときに気を付ける点を紹介します。
服装
女性の皆さんも十分わかっていると思いますが、危険人物は外見で狙うかどうかを判断しています。
ここでいう危険な目にあわない服装とは、一見、露出が少ない地味な方がいいように思えますが、実は地味な服装な方が狙われやすいです。
危険人物は、反撃を恐れます。
自分より弱く、抵抗が出来なさそうな女性を主にターゲットにします。
ですから、派手にしろとは言いませんが、自分を弱く見せないように心がけましょう。
髪色・髪型
髪型や髪色でも、危険人物は相手を判断しています。
特に、黒髪でセミロングくらいの髪の長さは、狙われやすいといわれています。イメージとして、あまり反撃してきそうもない外見に見えるのでしょう。
あと聞いた話では、黒髪の女性は老若男女問わずから、言われなき非難を受けたりするらしいです。
髪色を明るく変えるだけで、そういう目に合いづらくなったというのですから、髪色の違いで、相手も判断していると言えるのではないでしょうか。
雰囲気
全体の雰囲気も、危険人物を引き付ける要因となります。
雰囲気が暗かったり、ひ弱そうだったりと反撃してこなさそうな相手を選んでいます。
今すぐ強くはなれないと思うので、やった方がいいのは、常に毅然とした態度でいることです。
毅然とした態度とは、具体的に、迷いのない言動をすることです。
日々、自分の行動の目的を決め、何をするにもはっきりとしてから行動する。こうした毅然とした態度が、周りから隙が無いように見えます。
よく知らない人間に声を掛けられる人は、隙があるように見えているのです。
事前に行動を決めて、きびきびと動く意識を持ちましょう。
表情
表情もまた、相手をつけいらせるものです。
上目遣いだったり、自信がなさそうだと悪い人間はどんどんと踏み込んできます。意味もなくヘラヘラしている人間も注意が必要です。
自分の存在を、まず自分が肯定してあげましょう。そうすれば、相手にこびへつらうような表情は出ないはずです。
おすすめ防犯グッズ
防犯カメラ
現代は比較的安価で防犯カメラが手に入ります。
しかも、スマホと連動ができ、録画まで出来るのですから、一台置いておけば防犯になりますし、万が一の場合、証拠にもなります。
センサーライト
人が来ると電気がつくライトです。
これも現在では安価に手に入りますし、すぐに取り外しができます。
玄関前に設置しておけば、確実に防犯になります。
補助錠
侵入者は、時間が掛かることを嫌うといいます。
錠が二つあれば、開けるのに時間が掛かりますし、事前にそれが分かっていれば諦めて引きさがり、抑止にもなります。
ガラスフィルム
防犯用のガラスフィルムを張っておけば、中の様子が見えず、万が一割って入ろうとしてもガラスが割れづらくなります。
更に防災にも役立ち、ガラスの飛散防止となります。
護身用グッズ
・フラッシュライト(強い光によって、目くらましをして、その間に逃げます。)
・催涙スプレー(目に浴びるとしばらく動けないほどの刺激物のスプレーです。)
・防犯ブザー(大きな音で相手をひるませる道具です。)
護身用は、逃げることを前提に使用した方がいいです。また、防犯を意識するなら、普段から動きやすい服や靴を身に着けましょう。
災害から身を守る
一人暮らしにとって、防犯もさることながら、防災も気になるところではいでしょうか。
近年、様々な災害が起こり、いつ自分たちが同じ被害に見舞われるかわかりません。
続きましては、いざという時に少しでも被害を少なくするために、災害時、そして普段の私たちに何ができるのかを考えてみました。
地震から身を守る
日頃の備え
地震は、いついかなる時に起こるか分かりません。
地震が起きた場合、部屋に置いてあるものが凶器に変わります。
背の高い棚が倒れてきたり、窓ガラスが割れて足元に飛散します。
自分を襲うモノも危険ですが、進路を塞いで避難を妨げるモノも注意したいものです。
転倒の恐れがある棚などは留め具をしたり、置き場所を考えたりしましょう。またガラスには飛散防止フィルムを貼るのもオススメです。
普段から、地震に備えて部屋を整えておきましょう。
冷静な行動
大きな地震が起きると、冷静な判断ができなくなります。
ですので、まずは冷静になるように努めましょう。
地震が発生した時は、揺れている時は動かずに、机の下に隠れるなど避難訓練を思い出してください。そして、揺れが収まってから、火元を消して、避難の準備に取り掛かりましょう。
細心の注意を払って、足元に気を配り、割れたガラスなどを踏まないように気をつけます。
外へ出たら、決められた避難場所に向かいます。普段から、自分の住む地区の避難場所を知っておきましょう。
避難経路
地震がおさまり、避難する時にも注意が必要です。地震により、避難路が一変している可能性があるからです。
家屋などの倒壊、地盤沈下、木や電柱が倒れていたりと、様々な状況が想定されるからです。
場合によっては、どこへ逃げたらいいのか分からなくなり、二次被害にあう場合も出てきます。
ですので、普段から自分の暮らしている町の地図と、避難場所とそこまでの経路を頭の中で思い浮かべられるようにしておきましょう。
避難場所
避難場所では、老若男女さまざまな人がいます。
災害発生時は、皆、混乱していて、冷静な対応ができない人がいるかもしれません。自分の身は自分で守らなければいけないかもしれません。
怪我などがしてなければ、率先して人のために動くようしていきしょう。その方が自分のためにもなります。
被災すると、どうしても待ちの姿勢になりがちです。待ちの姿勢になると、ネガティブな考えに陥りがちになります。
そこで、自分から行動を起こすことで、能動的に変わっていくのです。ですので、誰かの手伝いを率先してやるようにしていきます
そうすることで、周りとのコミニケーションが取れて、自分の居場所もできてきます。
備蓄・防災リュック
地震になると、圧倒的に物資がなくなります。
避難所に行けば、すぐに食べ物、飲み物、日用品が用意してあるわけではありません。数日から数週間、不自由な生活を強いられるかもしれません。
ですので、必要な物をあらかじめ自分で用意しておいた方が安心なのです。
普段から、リュックに日用品や非常時に必要な物を詰めて、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
〇リュックに入れておく物
・非常食(水・レトルトご飯、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)
・日用品(毛布タオル・トイレットペーパー・生理用品・歯ブラシ・歯磨き粉など)
・役立つ物(懐中電灯・使い捨てカイロ・絆創膏・包帯・消毒液・常備薬・ティッシュ・新聞紙・軍手や革手袋・万能ナイフ・ブランケット・ロープ・ガムテープ・マッチ、ライターなど)
・重要な物(預金通帳・印鑑・現金・健康保険証など)
・あと靴とヘルメットも入れておいた方がいいです。それらを枕元のすぐに取れる場所に置いておきましょう。
〇備蓄しておく物
・水は、1日3リットル、非常食は、1日分をひとまとめにして用意しておきます。
※大規模災害発生時には、1週間分の備蓄が望ましいとされています。
備蓄は防災のためだけに置いておくとどうしても無駄になってしまうので、上手に消費しながら循環していきましょう。
台風から身を守る
確認しておくこと
台風が来ることによって起こりうる災害は、主に雨と風によるものです。
まず雨ですが、雨により、河川の増水や土砂崩れが起こります。
暮らしている地域で、河川が増水して浸水したり、土砂崩れが起こりそうな山が背後にあるかなどを確認しておくべきでしょう。
また、暴風により、物が倒れてきたり、飛んでく場合があります。
アパートの周りや通勤路などに、大きな看板や飛びやすい物がないかを確認しておきましょう。
他にも、地震の時と同様に、万が一のため、避難場所の確認もしておいた方がいいでしょう。
台風被害は、想定外のことが起こるので、自分には関係のないとは思わずに普段から気にかけておきましょう。
台風の進路と備え
報道などで、台風の進路の確認と想定される被害状況を知り、準備をしておくことが大切です。
雨戸があれば閉めたり、避難場所の確認、備蓄の準備、確認などもしておいた方がいいでしょう。
スマホの充電や車を持っている場合はガソリンを満タンに入れておくとか、何かあった場合のために備えておきましょう。
停電
台風での被害の一つに停電があります。
すぐに復旧してくれるならいいですが、長期間停電していることもあります。
停電に対し、懐中電灯やラジオなどの用意をしておいた方がいいでしょう。
今はスマホ一台あれば、懐中電灯もラジオも賄えますが、肝心のバッテリーが無くなる場合があります。
そのために充電器などを用意しておくといいと思います。
現在は、安価で充電器が簡単に手に入るので、検討してい見てはいかがでしょうか?
※車のバッテリーでも充電は出来るので、ケーブルなども用意しておきましょう。
避難・移動時
台風の中の移動にも十分な注意が必要です。
雨により浸水していたり、風で物が飛んできたりと、危険が待ち構えています。特に気を付けた方がいいのは、普段よく通る道でさえ危険になることです。
増水により、急な流れができていたり、水が溜まり、車が潜ってしまいお亡くなりになる場合があります。
慌てず、慎重に行動するように心がけましょう。
備蓄・防災リュック
こちらをご参照ください👆火事から身を守る
火事に遭遇した場合
火事に遭遇した場合、どのような行動をとればいいのでしょうか?
1・出火から三分以内、火が天井に届いていないくらいなら消火を試みる。※その間「火事だ」と叫び、周囲の人に知らせる。
↓ ↓ ↓
2・消化活動が無理とわかれば、すぐに避難する。※煙が無ければ、「火事だ」と叫び、周囲の人に知らせる。
↓ ↓ ↓
3・安全な場所に逃げてから119番通報する。
↓ ↓ ↓
4・避難時は煙を吸わないように身体を低くして移動。ハンカチやタオルで口を覆う。なければ服の袖でもいい。
↓ ↓ ↓
5・避難する時は、ドアを閉めて炎と煙の進行を抑え、空気の侵入を断つ。
↓ ↓ ↓
6・安全なところまで逃げたら、中に戻らない。(モノを取りにいかない)
↓ ↓ ↓
7・消防隊が来たら、彼らに状況を説明する。(※火元や、逃げ遅れた人がいるなど)
119番通報
・どこが火災現場なのかを告げる。※携帯電話の場合は基地局の関係で別の管轄に掛かってしまう場合があります。市町村から住所を告げましょう。
・被害状況を告げる。(怪我人や取り残された人など)
・コールセンターの指示に従う。
火より怖い煙
火災で、一番に命を落とす原因は煙です。
火災で出た煙は、一酸化炭素などの有毒ガスを多く含んでおり、わずかな量を吸い込んだだけで中毒症状を起こします。
僅かな量でめまいや吐き気、場合によっては気を失い、死に至ることもあります。
避難するときは、煙が僅かであってもハンカチなどで口を覆い、姿勢を低くして避難したほうがいいでしょう。
煙の中を逃げる場合は、身体を床に這うようにして、絶対に煙を吸わないように落ち着いて逃げましょう。
避難経路
火災が発生して、避難するときにも注意が必要です。煙が無いなら、火事を周りに知らせながら逃げましょう。
建物の形状で、避難する方法は大きく変わってきます。
低いアパートなら、ロープやシーツ、服などをつなぎ合わせて窓から逃げましょう。飛び降りる場合は、窓枠にぶら下がってから落ちた方がその分距離が短くなります。
タワーマンションなどの場合は、火と煙は上に向かっていくので、下に逃げた方がいいです。
ただし、エレベーターは止まる可能性があるので、乗るのは危険です。
非常階段があれば使った方がいいですが、建物内の非常階段は、煙突の役割を果たすので、煙が上昇してきます。外の非常階段を使いましょう。
下に逃げられないとわかったら、屋上に上がり、助けを待ちましょう。
逃げ場がなく、部屋の中に留まる場合は煙が入ってこないように、布などで、ドアの隙間を埋めて煙の侵入を防ぎましょう。
日頃から、自分の暮らしているアパートやマンションで火災が起きた場合の想定をして、避難経路や防火設備の確認をしておくと良いでしょう。
避難時の注意点
1・火元の部屋から避難するときは、部屋の窓やドアを閉めてから避難しましょう。
空気の供給を遮断し、延焼と煙の広がりを遅くして、逃げるための時間を確保するためです。
とにかく逃げる時は、煙を吸わないこと、後戻りしないこと、いち早く安全な場所に行くことです。
2・火災の時は、部屋の外がどのような状況になっているか分かりません。
ドアノブが熱くなって触れない場合、火の手が迫っています。部屋の外は、有毒ガスが充満しているかもしれません。
いきなり開けると、部屋の空気が一気に流れ出て、それが火の勢いを増す要因になったりします。(※これをバックドラフトと言います。)
ドアノブを触るときも、火傷をしないように気を付けましょう。
3・避難している時は、口にタオルや布を当てて、煙を吸い込まないようにします。
濡れていると、かえって呼吸がしづらいので、渇いている布がいいです。
身体を低くして、煙を絶対に吸わない姿勢で逃げましょう。事前に避難経路を確認しておくことが万が一の時に役立ちます。
防災のために備えておく物
備蓄・防災リュック
こちらをご参照ください👆充電器
現代は、スマホが無ければとても不便です。災害時なら特にそう感じるでしょう。
家族との連絡や災害情報、懐中電灯やGPSに至るまでスマホがあればできます。
そんな時に小型のソーラーパネル付き充電器を用意しておくだけで、スマホが使えるようになります。
消火器
万が一のときに消火器があれば心強いです。出火直後なら、鎮火させることができます。
使用説明は、消火器に書いてあるので、事前に確認しておきましょう。
消火器を使っても消えない場合は、速やかに避難するようにしましょう。
あと、充分に濡らした布団や厚手の毛布などで、火に覆いかぶせて鎮火させる方法もありますが、いずれも火が小さいうちです。
保険
防災ではないですが、万が一のために保険に入っていくことをオススメします。
賃貸での火災の責任は自分にある場合、多額の損害賠償を請求されることもあります。
他にも地震、台風など、すべての災害に備えた保険もあるので、心配な方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
〇一人暮らしの防犯対策
- 一人暮らしの危険(立地・街・通り道・危険人物・新しい環境に置かれた人)
- 一人暮らしのトラブル(隣人・訪問者・騒音・鍵・水回り・不動産会社・ハト・カラス)
- トラブル回避法(隣人を確認する・人通りの少ない道を歩かない・突然の訪問者は取り合わない・部屋に人を呼んだら騒がない・きちんと確認する・万が一の時のための連絡先)
- 女性限定(服装・髪色・髪型・雰囲気・表情)
- おすすめ防犯グッズ(防犯カメラ・センサーライト・補助錠・ガラスフィルム・護身用グッズ)
〇防災の備え
- 地震から身を守る(日頃の備え・冷静な判断・避難経路・避難場所・備蓄・防災リュック)
- 台風から身を守る(普段から確認しておくこと・台風の進路と備え・停電・避難・移動時・備蓄・防災リュック)
- 火事から身を守る(火事に遭遇した場合・火より怖い煙・避難経路・避難時の注意点)
- ・防災グッズ(備蓄・防災用リュック・充電器・消火器・保険)
防犯・防災にとって最善の考えは、事が起こる前に、事前に準備することです。
日ごろから、当たり前のように身の回りの危険に気を配り、備えておけば、犯罪、災害が起きてもあわてずに、行動できる確率が上がります。
毎日のように、悲しいニュースが流れて、そのたびに考えさせられます。
備えあれば憂いなしと言いますが、犯罪や災害は、備えていても予想だにしないことが起こる場合があります。
それでも、最低限、備えておいた方が生存確率が上がり、安心感を得られます。一人暮らしでは、尚の事。
今回、取り上げたことが、少しでも皆さんの役に立てば幸いです。
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